介護施設はどこを選べばよい?
あなたは今、そんな事を考え悩んでいませんか?
いったい、どのような施設・サービスがあって
どこを利用すれば良いのかわからない…という方は本当にたくさんいます。
実際私の介護士経験のなかでも、ご家族に
「どんな人が入れるの?」
「どうやったら入れるの?」
「どんな施設が?サービスがあるの?」
という質問をたくさん受けました。
実は日本の介護サービスは非常にたくさんあり、施設の種類・サービス等
その人その人に合う施設の特徴があります。
そのような方のためになればと思い、今回は施設の種類・サービス等をまとめてみました。
介護サービスは大きく分けて4つ
介護サービスは大きく分けて
① 入所系
② 通所系
③ 訪問介護
④ 認知症対応型
①入所系

入所系の施設とは、自宅から施設に
入居して介護士のサポートを受けながら生活をする場所です。
つまり、利用者の生活の拠点が施設になります。
入居となるきっかけは、
家族が「介護度が上がって負担が増えた」「仕事と介護の両立が難しくなった」という理由などです。
また、本人が「セカンドライフを送りたい」「家族に迷惑をかけたくない」などがあります。
入所施設へ入居の決め手となった理由TOP3
第1位:
介護度が上がった
介護度が上がるということは、家族の介護負担が増えます。
介護に限界を感じたり、仕事の両立が難しくなったときに入居を決めることが多いです。
第2位:
退院後に自宅介護ができる環境が整っていない
高齢者になると、病気やケガで入院するリスクが高まります。
これまで一人暮らしを続けていた方も入院をきっかけに、介護が必要となることも少なくありません。
退院後に「介護をしてくれる人がいない」「介護ができる家の環境ではない」
といった問題から、入居を考える方が多いようです。
第3位:
老後の備え
本人が元気なうちから施設への入居を考える方もいます。
入居施設は、介護を必要としている人が入る施設だけではありません。
介護を必要とせず、シニア向けの趣味やサークル活動に力を入れている施設に入居し、充実したセカンドライフを送っている方もいます。
また、必要なときに必要な部分だけを選びサポートしてくれる施設も数多くあります。
・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・介護老人保健施設
・有料老人ホーム
・介護医療院
☆特定施設入居者生活介護
☆介護老人福祉施設入所者生活介護
入所施設の詳しい特徴、入居条件はこちら⇩
②通所系

通所系の施設とは、自宅で生活をしながら、日中だけ施設に通って介護サービスを利用することです。
生活の拠点は自宅なので、家族が「仕事のあいだ、見てもらいたい」
本人が「家にいても暇だから」という理由で気軽に利用できます。どこの通所系施設も、朝、迎えに来てもらい、施設で食事、入浴、レクリエーション活動などを行い、夕方自宅に送り届けてもらえることが特徴になります。
びっくり!通所介護の面白い取り組み3選
1:
パチンコ、カジノ、麻雀などの娯楽
「ギャンブル」というと悪いイメージを持つ人がいるかもしれません。
しかし、ギャンブルは脳の活性化に役立つといわれています。
計算力・記憶力・判断力を使うことで認知機能の向上と脳の活性化をさせるだけではなく、
集団で楽しくレクリエーションすることができるので取り組んでいる施設が増えてきています。
2:
毎日外出!外出特化型
機能向上訓練や、塗り絵、制作、レクリエーション活動など、室内での取り組みをすることが多い通所介護ですが、
午前中または午後の時間を使って、毎日外出する通所施設もあります。
喫茶店に行ってコーヒーを飲んで帰る、季節ごとの花を見に行く、スーパーで買いものをするなど
時間帯や季節によって、いろいろな場所に行くことができます。
外出の機会を増やすことで、体力の維持・向上、社会との関わりが増え、
脳の活性化や精神安定につながり非常に良い影響があります。
3:
施設内の仮想通貨
施設内で仮想通貨を導入している施設も増えてきています。
利用者が、日々のリハビリやお手伝い、レクリエーションで上位に入賞すると、通貨をもらうことができます。
その通貨で施設内のコーヒーやお菓子などの嗜好品や、マッサージや美容サービスなどに使うなどして楽しむことができます。これにより、利用者さんは活動への参加意欲を高めたり、
自分で稼いだ通貨を、何に使うか自分で決めることで、認知症予防も期待できます。
・通所介護(デイサービス)
☆地域密着型通所介護
☆認知症対応型通所介護
☆療養通所介護
通所施設の説明はこちら⇩
③訪問介護

訪問介護とは、介護が必要な方の自宅にホームヘルパーが訪問し、
食事や排泄の介助、家事の手伝い、通院の付き添いなどを行うサービスです。
1人暮らしの高齢者や、なかなか他人と打ち解けられない、自宅にいることが落ち着く、施設を使うことに抵抗がある・・・そのような人に使われることが多いです。
訪問介護を利用する理由トップ3
第1位:
1人1人に合わせたサービス
訪問介護のメリットは、「個別対応」であることです。
ホームヘルパーが家に直接訪問し、身体介護と生活援助を行います。
入浴のお手伝いや排泄、食事介助などの身体介護や
掃除や洗濯、料理、買い物代行などの生活援助どちらもしてもらえるのが訪問介護です。
家族が同居の場合は、身体介護に重きをおいて手伝ってもらったり
1人暮らしの高齢者の場合には、生活援助に重きをおいて手伝ってもらうなど
その人その人に合わせたサービスをケアマネージャーと相談し組み込むことができます。
第2位:
自宅にいることができる
住み慣れた家で介護サービスを受けられることはとても重要です。
外部の施設に通ったり、入居すると、赤の他人との共同生活が始まり、環境が大きく変わることでストレスを感じる人が多くいます。
また、一人暮らしをしている高齢者にとって、決まった時間に家に来てくれる訪問介護員は、顔なじみの関係となり、良き話し相手になってくれます。
第3位:
費用が安い
介護施設に入居する場合、入居一時金が必要であったり、毎月かかる費用で経済的に厳しい方もたくさんいます。
それに比べて、訪問介護は必要なときに必要な部分だけをお願いできることや、
利用できるサービスはすべて介護保険が適用され自己負担が1割ですむので
通所施設、入所施設などよりも安く利用することができます。
※介護保険が2割負担の方は2倍の自己負担額
・訪問介護
・訪問入浴
☆定期巡回・随時対応型訪問介護
☆夜間対応型訪問介護
訪問介護の詳しい説明はこちら⇩
④認知症対応型

認知症対応型とは、医師から認知症の診断が出た高齢者に対して専門的なケアを行うことです。
認知症は、対応が難しく、知識や経験がないと自宅での介護を続けていくのは大変難しいです。
経験と知識がある介護士がその人に合ったケアを専門的にアプローチし、ケアを行っていく場所が認知症対応型施設となります。
認知症介護で苦労したことトップ3
第1位:
コミュニケーションの取り方
認知症を発症すると、記憶が保てなくなったり(短期記憶障害)、昔と違う人格になってしまう人がいます。
何度も同じことを聞かれたり、さっき言ったことを覚えてないことに腹が立ち、怒りたくもないのについ怒ってしまう。
怒られた本人も、本当に覚えていないので、なぜ怒られたのか分からず、腹が立ち怒ってしまう。
このようにお互いの思いが通じ合わないことで、関係が崩れていったり、負担になってしまうことが多いです。
また、症状が進行すると、意思疎通が取れなくなったり、ひどい場合には暴言や暴力を受ける場合もあります。
第2位:
失禁・便失禁
認知症が進むと、尿意・便意がわからなくなったり、トイレの場所がわからなくなり、失禁・便失禁をしてしまうことが多々あります。
汚物処理や臭いなども発生するので、家族でも抵抗を感じてしまう人は多いです。また、本人のプライドを傷つけないように配慮も必要であるため、非常に負担になってきます。
第3位:
気が休まらない
認知症は時間や場所がわからなくなること(見当識障害)があります。
夜中でも昼だと勘違いして外に出てしまい、そのまま帰ってこれなくなる。
昼夜逆転しまう、買い物に行って帰ったらいなくなっている
そのようなことが増えると、24時間365日いつも気を張り詰めておかねばならず、気が休まることがありません。
・通所リハビリテーション(デイケア)
☆認知症対応型共同生活介護
☆小規模多機能居宅介護
☆認知症対型通所介護
認知症対応型施設の詳しい特徴、入居条件はこちら⇩
地域密着型サービスとは
介護施設は大きく4種類にわけられます。そして各カテゴリごとに【地域密着型サービス】の介護施設があります。
地域密着型サービスとは、その地域に住んでいる高齢者に限定しているサービスのことです。
つまり、その施設がある市町村に住民票がないと利用することができません。
「介護が必要になっても、住み慣れた地域で、最後まで自分らしく暮らせるように」という考えのもと作られた施設なので、限定されます。
まとめ
今回は介護施設の種類をまとめました。介護施設って本当にたくさん種類がありますよね。
私も介護経験が長いですがどんどんと複雑になっており、つねに勉強が必要です。
家族が高齢となり負担が増えていき、なにをどうしていいかわからない方が
たくさんいらっしゃるのは仕方ないと思います。
大切な家族のため、自分自身のために、あなたに合う施設が見つかりますように。



















