こんなにたくさん素晴らしいことがいっぱい!介護士の魅力!!
介護業界には「虐待」「離職」「ハラスメント」「給与の実態」…嫌なことがたくさんあります。
でもそのようなツライことを受けても介護職から離れることなく、「介護」に携わっている人達がたくさんいます。
なぜそうまでしても「介護」を続けるのか?
実際、介護業界は離職は多いものの10年、20年と長く勤めている方々もたくさんいます。
一体介護職にはどんな魅力があるのかをお伝えしていきます。
学歴年齢職歴不問、未経験大歓迎

介護業界は慢性的に人材不足。履歴書を送付し、書類選考で落ちることはよっぽどのことがない限りありません。
ハローワークや、応募の電話がかかると、会社全体で大ニュースになります。
「応募者がきたぞー!」と。
面接もごく当たり前のことを聞かれますが、よっぽど態度が横柄ではなく非常識なことをしない限りは即日採用されるところも多いです。
私が介護に飛び込んだのは10代後半。前職はブライダルの仕事をしており介護とは全く無関係の仕事でした。学歴は恥ずかしながらありません。15年以上の間に施設を4カ所ぐらい回りましたが、どこも即日採用でした。
年齢も関係ありません。60代でも中途採用してくれます。私が人事担当だったときは73歳を採用しました。
また、未経験者は特に盛り上がります。真新しいキャンパスのような新人さん。どのように色づけていくか、どのような風を吹き入れてくれるのか楽しみでしかなく、とにかく未来にあふれているのです。
以前お世話になっていた施設の社長は、障害者雇用や犯罪を犯した方の就労支援も行っていました。福祉業界ですので「地域貢献、福祉の心」という考えをもっている方もたくさんいます。
昇格しやすい
これは、昇格したくない人にはあまり関係のないことかもしれませんが、上昇志向の方にはうってつけです。人材不足であり、とにかく入れ替わりが激しい業界です。
管理者やリーダーはとにかく多忙ですので、成り手がいないこともあってか、業界1年目で施設長を任されたり、リーダー職には経験があればほとんどすぐに就くことができます。
また、女性が多い職場。女性が活躍することが多いのもこの業種ならではです。他業種ではありえないことかもしれないのですが、介護業界では当たり前になっています。
介護や医療の知識を得られる

介護職をしていると、たとえ介護をいやいやしていてもやる気がなくても介護の知識はついてきます。
人は必ず老いがきます。また自分自身も必ず老い、誰もが通る道なのです。いざというときに知っているのと知らないのとでは、ずいぶん自分自身の気持ちも未来も変わってきます。知っておいて損なことは1つもないのです。
また高齢になるにつれ病気も増えます。医師や看護師、医療関係の人と関わることが増え医療的な知識を得ることができます。
たくさんの出会いがある
介護業界はさまざまな業種の方々と関わります。家族はもちろんのこと医療関係や地域の方々、役所関係や施設の設備関係…たくさんの人たちとの関わりを持ち運営しています。
「管理者だけ」「ケアマネだけ」関わりを持つという施設もありますが、「すべての窓口は職員に」という施設長もなかにはいます。
私がまだ一般職員だったころの施設長が、「職員にスポットライトを当てる」という考えを持った方で、未熟な私たち一般職員をいろいろな場所に同行させ、顔を出していました。
家族に連絡を取るのも地域行事に参加の許可を得るのも職員。大変なこともありますが、そのときの出会いは今でも繋がっています。普段、利用者さんを見て理解しているのは現場の職員です。
「”こんなに素晴らしい介護をしているのは、私ではなくこの人たちである”ことをたくさんの人に知ってもらいたい!」
そのような思いからすべての最初の窓口は職員を介することで、たくさんの出会いと繋がりができ助けてもらった経験が思い浮かびます。
やりがいがある
介護は「困っている人」が多いです。高齢者となり、思うように動けない…覚えてない…そのような困りごとを「助ける」という仕事です。
「助ける」というと少し大きなことのように聞こえますが、実際ほんの少しのことをするだけでいいです。寂しいならただそばにいるだけ、ツライことがあるならなにも言わず手をそっとにぎるだけ。たったそれだけで全力の思いを乗せて「ありがとう」と高齢者は感じてくれます。
ただちょっと面白いことを言うだけで「あんたがいると楽しい」と言ってくれます。今日はちょっと気分が優れないな…と思う日でも、高齢者は変わらず「あんたがいてくれてよかったよ」と笑うのです。介護の仕事はこんなに感謝されるんです。
気難しいおじいさんだっています。いろいろなことを試しましたが、全然笑ってもくれない、ダメ出しばっかりで「こういう人なんだな」と諦めようとしたときに「いつもありがとな」ってボソッと言ってくれたこともあります。心を開くのに1年近くかかりました。
別に感謝されたいわけではないんです。ただこのときのひとことがどれだけ嬉しいか。この喜びはこの仕事をしているからこそ味わえるものだと思います。
人間的に成長できる
介護は「人」と「人」が向き合う場所です。相手はロボットでも物でもなく「人」です。人には心があります。
自分が嫌なことは相手にもしない、自分が高齢者だとしたらこんなことされたくない、言われたくない。そのような思いが芽生えるものです。
また、相手は戦時中・戦後と自分たちには想像もできない境地を闘い、生き抜き、日本を担ってきた人たちです。私たちよりも2倍も3倍も生きてきた人たちの言葉には重みがあります。
そのような人たちのそばで過ごすと、なにかしら生きるヒントを与えてくれるものです。私自身、正直どうしようもない人間でした。昔はひどく荒れ、人様に顔向けできないような悪いことをしたこともあります。
この仕事に出会い、高齢者との触れ合いの中で「すべてのことに感謝をする」ということや、「誰かを想うことの大切さ」を学ばせてもらいました。
私の今を形成してくれているのは、間違いなく今まで出会った何百人もの利用者です。
死生観を育むことができる

死生観という言葉を知っていますか?死生観とは、生きることと死ぬことの考え方のことです。高齢者は私たちよりも「死」に近い人たちです。高齢者の言葉は、より深みを増し、重みがあります。
それは今までの人生歴はもちろん、死が近いことをわかっているがゆえ自分の言葉に責任を持っています。私たちは死ぬことはどこか無縁だと思っていますが、生まれたら必ず死ぬのです。死に近い人たちを目の前にしたり、ときには目の前で亡くなっていく人を見ることもあります。
生きること。死ぬこと。そこを考えられる大切な時間をもらうことができます。それにより自分は今生きていることを実感し、今なにをしなければならないのか?なにができるのか考え行動をすることで、価値観を変えることもできます。
なかなか想像しにくいこともありますが、いま生きている私たちに「死生観」とはとても大切なことなのです。
まとめ
少し小難しい話も入れましたが、介護職は本当は魅力満載です。給料は確かに安い。心身ともに疲れることもありますし、ツライことも多いです。
しかし、こんなに魅力があるからこそやはり私は介護に一生をかけて携わりたいと思っています。今回の介護職の魅力については、私が思う魅力にしかすぎません。
きっと、今現場で格闘している介護士のみなさんは、私以上に介護職の魅力を感じていると思います。
利用者を見る眼差しがキラキラしている介護士がたくさんいることを私は知っています。記事に書いたこと以外にも魅力を感じていることもあるかもしれません。
私はその思いを持ち介護をしているすべての人々を尊敬します。介護士のみなさんいつも本当にありがとうございます。














