介護福祉士の資格の取り方!介護士と介護福祉士の違いは何?
介護をされている方やこれから介護をしようとされている方、介護福祉士を取得されようと考えている方へ。
「介護士」と「介護福祉士」一体どのような違いがあるか知っていますか?
今回は介護士と介護福祉士の違いや資格を取った際のメリット、資格取得方法をお伝えします。
介護士と介護福祉士の違い

介護士とは?
介護士とは介護の仕事をしている方の総称であり、資格・経験の有無は特に関係ありません。「介護職員」や、「介護スタッフ」「ケアスタッフ」など、言われることもあります。
介護施設で介護の仕事をしていたり、訪問介護などで身体介護や生活介護を行う方々もすべて「介護士」です。
1ヶ月しか経っていない新人職員さんも、10年以上働いているベテラン職員さんも同じ介護士です。
介護福祉士とは?
介護福祉士とは、介護業界では唯一の国家資格です。国家資格に合格した方が名乗れる名称です。
介護従事者=介護士であり、その介護士の中に「介護福祉士」の資格を持っている人という考えだと分かりやすいかと思います。
介護福祉士の資格をとるメリット

介護業界で唯一の国家資格である「介護福祉士」には、たくさんのメリットがあります。
就職・転職時に有利
履歴書の資格の欄に書き加えられます。介護福祉士の資格を持っていて不採用にする施設はよっぽどのことがない限りありません。
施設側も介護福祉士の人数を増やし施設内の資格保有率を上げると、介護報酬のアップを見込むことができます。のどから手が出るほどほしい人材です。
給与アップ
資格手当が出ます。平均5000円~1万円が相場です。基本的に業務は「介護士」と同じですが、手当がつくのは非常にありがたいことです。
自己肯定感につながる
介護福祉士は国家資格のなかでも1番取得しやすいといわれている資格です。ただ取得しやすいとはいえ、専門的な知識が必要なため勉強は必要です。
仕事をしながら目指す方が特に多いため、仕事をしつつ勉強をするというハードな生活になります。ですが資格は一生ものです。
「介護福祉士」と一生名乗ることができ、費やした時間が自分の自信にもつながります。
他業種の資格取得のときに免除項目がある
◎保育士
保育士試験の全9科目の筆記において「社会福祉」「こども家庭福祉(旧児童家庭福祉)」「社会的養護」の3科目の受験が免除されます。
この3つの科目は福祉関連で介護分野と保育分野で重複する基礎内容とされており、介護福祉士はすでに身に着いている知識という扱いになるようです。
◎共通基礎課程 ※未制度
「共通基礎課程」とは、現在厚生労働省が検討されている資格取得の新しい制度のことです。
もしこの制度が導入されると、医療福祉系の資格で現在別々に組まれているカリキュラムの一部を共通知識として受講が免除され、資格取得にかかる時間を短縮されると予想されています。
介護福祉士の取得方法

介護福祉士を取得する際には主に3つのルートから取得することができます。

1.養成施設ルート
指定された養成施設等を卒業後、介護福祉士国家試験を受験することができます。
①介護福祉士養成施設
②福祉系大学
③社会福祉士養成施設等
④保育士養成施設等
①へ進学した場合には卒業時に受験資格がもらえます。②③④へ進学した場合にはその後介護福祉士養成施設で1年以上を学んだあと、筆記試験を受けなければなりません。筆記試験を合格できれば介護福祉士資格取得となります。
2.福祉系高校ルート
福祉系高校(2009年度以降入学)で決められた科目・単位を取得し卒業すると、介護福祉士の国家試験を受験できます。平成21年度以降とそれ以前の入学の方、特例高校等で研修の有無も変わります。
①平成21年度以降の入学者はそのまま卒業と同時に受験資格が与えられます。
②平成20年度以前の入学者や特例高校等は所定の研修を受けなければなりません。
3.実務経験ルート※受験者の90%がこのルートで取得
決められた実務経験および「実務者研修」を修了すると、介護福祉士国家試験を受験することができます。すでに介護施設などで経験を3年以上積んでいて、
◎実務者研修
◎介護職員基礎研修と喀痰吸引研修
このいずれかを修了していることが受験資格となっています。以前までは実務経験のみで受験することが可能となっていましたが、法改正により平成29年度からは養成所の卒業または上記の研修が必須になりました。
※実務経験とは?
介護の仕事について勤務した期間のこと。国家資格を取得するために必要な従業期間3年以上かつ従業日数540日のこと。
まとめ

「介護士」と「介護福祉士」は、仕事の内容に差はありません。経験や資格があってもやることは一緒です。私がまだ介護福祉士ではなかった頃、介護福祉士という資格に魅力を感じることはなく、実際資格を取得したのも介護をはじめて8年目のころです。
でも取得して良かったことは、今回のメリットに挙げたことのほか、知識を得るということはとても大切だということを現場にいながら直に感じました。
時に職員同士意見が対立することがあります。その際に自分の言葉に根拠を述べられるのは、介護福祉士の勉強をし知識を得たからだと思います。
これから先、高齢者が増え若者が減り介護の仕事は日本にとってさらに重要視されます。「ないよりはあったほうがいい」「あって損するものでもない」それぐらいの考えでもいいのでぜひ、介護福祉士の取得を目指していただければいいなと思います。













