明細書の画像あり!実録!!介護士給料の真実!!!
介護士の給料実態をご存知でしょうか?実体験をもとに、高齢者介護に従事する介護士の給料事情をお話しします。
インターネットで「介護 給料 平均」と検索すると「年収約332万円」と出てきます。
ほかにも「介護福祉士だと約400万円」・・・
本当だと思いますか?私は介護福祉士を取得、管理者の資格を取りました。管理者・施設長をしていた時期もあります。ですが年収400万円には届きませんでした。
24時間365日、緊急時に対応できるように、いつでも電話対応ができるようにしていました。月の残業何十時間に加え、休日返上で勤務をしていました。ですが残業代を請求すると、会社から無能扱いされます。
ほとんどがサービス残業。確かに私は大した能力もないし、仕事も遅いのかもしれない。
けれども、毎日毎日利用者様と職員のために必死で仕事をして手取りは20万円ちょい・・・管理者でこれです。
※あくまで私が働いていた施設の話ですので、こういう施設ばかりではありません。
では介護士の給料は一体どうなのでしょうか?私の過去の給与明細を公表しながら解説していきます。
2 介護処遇改善手当等の補助金について
・介護処遇改善とは
・特定処遇改善手当とは
・介護職員処遇改善支援補助金とは
3 夜勤をしないと稼げない
4 実態(給与明細開示)
まとめ
介護士の基本的な仕事内容
給料の話に入る前に、まず介護士の仕事内容を整理してみましょう。
介助業務
・食事介助・入浴介助・排泄介助・口腔ケア(整容も含む)・起き上がりや寝かせる介助・移動介助
一般業務
・掃除・洗濯・物品補充・食事作り(グループホーム)・配膳、下膳
その他
・レクリエーション企画、実施・壁面作成・研修参加、報告書提出・委員会活動・担当利用者様の把握
ざっと思いつくだけでもこれだけあります。この業務をこなしつつ利用者さんの状態の把握、事故が起きないように細心の注意を払って仕事をしています。
常に「明日どうなるか分からない利用者さん」つまり、死に直結している緊張度の高い仕事なのです。この業務をこなして基本給は大体15~17万円が相場。世の中の介護士さん、本当にすごい!
介護処遇改善手当等の補助金について
介護処遇改善手当
介護処遇改善手当とは、介護士の離職率を下げるため、「介護士の処遇(給料)を良くしよう」と、2009年から国が政策を開始しました。
2009年~2012年までの介護処遇改善手当は、リーダー級の介護士が圧倒的に給料をもらったり、施設がピンハネをするなどして、一般職員にお給料が回らず不平等でした。2021年から再度法改正が行われ、一般職員にも順当に分配されるようになりました。
特定処遇改善手当
特定処遇改善手当とは、経験・技能のある介護職員の更なる給与アップを目的として2019年に開始されました。対象となるのは、勤続年数10年以上の介護福祉士で、月額平均80,000円相当の処遇改善を行うことになっています。
介護職員処遇改善支援補助金
介護職員処遇改善支援補助金とは、2022年2月~9月の期間を対象に介護にたずさわる職員に補助金が国から交付されました。
10月以降は、利用者さんの介護報酬から収入を得るようにし、この措置が継続されています。また、事業所によっては介護職員の処遇改善を目的とした補助金ということを踏まえた上で介護職員以外の職員にも配分が可能です。
夜勤をしないと稼げない
基本給が15万円~だとすると、月の手取りは大体12~13万円程度。これでは生活は成り立ちません。
介護士は、夜勤をしてなんとか収入を得ています。夜勤手当の平均は、地方によっても違いますが、大体1回5,000~6,000円が相場です。夕方4時~5時に出勤し、朝の9時~10時ごろ退勤。
17時間の拘束。休憩・仮眠はほぼないに等しいです。夜勤回数の平均が月に大体5~6回だとして、夜勤手当がおよそ30,000円程度。これでなんとか収入を上げていくのがオーソドックス。若い人は給料も欲しい、体力もあるため、「夜勤を増やしてくれ」とお願いされることもあります。
こうして、自身の身体に無理をして給料を確保していかなければならないのが現状なのです。
実態

上記の手当を見ると確かに国が政策をし、なんとか離職率を下げよう!大変な仕事をしている介護士さんにも給料をあげよう!と考え政策していることがよくわかります。実際、10年前と比べると確かに給料は上がりました。
でも…本当のところはどうなのでしょう?まず、介護処遇改善加算について。ちょうど、私が老人保健施設で働いていたいときに、この制度が始まりました。上司に呼ばれ1人1人面談が行われたのですが、そのなかでの説明は要約すると
「処遇改善加算が始まります。基本給を上げ、ボーナスをカットする」
「そのうち、余った分を3か月に1回処遇改善で職員に分配する」
という内容でした。基本給を上げ、ボーナスをカットされた私の年収は結局変わらず。処遇改善も3か月に1回2万円ぐらいの支給でした。
介護施設の求人を見たことがありますか?「基本給14万円~(処遇改善手当含む)」このように記載されているところがザラにあります。さらに特定処遇改善加算については、私が働いていた施設では、夜勤手当を会社全体で引き上げてくれましたが、現実問題、夜勤手当が500円上がったところで、月多くても5~6回の夜勤だったら、月せいぜい3,000円ぐらいのアップにしか過ぎないのです。
☆給与明細開示☆
国家資格の介護福祉士を持ち、基本給でようやく15万円。夜勤でようやく総支給20万円を超えました。
基本給がようやく上がり、役職手当ももらいましたが、今度は控除が多く、なんだかんだと差し引かれ、責任は重く、業務も増えるにもかかわらず、一般職員と1万円ほどしか手取りがかわりません。
この頃は、24時間365日緊急時に対応できるように、いつでも電話に出られるようにしとかなければいけない状態。残業も月何十時間も超えていましたが、ほとんどサービス残業で業務をこなしていました。睡眠時間は1日平均3~4時間。利用者さんに何かあればすぐに対応。
家族の対応をし、欠勤が出た職員の代わりに現場に出て、事務作業はすべてサービス残業・・・それでもらえる額はこれです。
また介護処遇改善手当などをもらうためには、キャリアパスの導入、介護の質を上げるための職員研修を行うことです。
処遇改善加算を1番多くもらうために、介護福祉士を増やしたり、法で決まっている研修を入れ込んだり、ホームページに記載したり、たくさんしないといけないことがあります。
それをしないと減算対象(国にお金を返す)になるので、管理者として、マイナスを叩くわけにいかない、職員の分配を増やしたいそう思いながら、仕事もどんどん増えていくのですが、結局のところもらえる金額は大した額面にならない。
「基本給に含む」といってしまえばすべてまかり通ってしまう世界なのです。結局ピンハネしている施設なんて実はごまんといるのだと思います。
※あくまで自分が経験してきた体験談です。このような施設ばかりではないことをご理解ください。
まとめ

何度もお伝えしていますが、あくまでも私の実体験ですのでこういう施設ばかりではないとご理解いただければと思います。
ただ、実体験として介護士が心身ともに削られながら、どれだけ必死に頑張ってももらえる額はインターネットの情報通りではないこともご理解いただければと思います。
現在、2024年問題で介護士の人材不足が課題となりなんとか日本が全力で介護士の人員確保に力を入れようとしています。
どうか、こんなに大変な仕事をしている介護士のみなさんに少しでも気持ちが報われる給料が与えられることを強く願っています。




















